1997-11-05 第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
一つ、私は救いだなと思ったのは、日本国内でもかなり評価された渡辺利夫教授の中央公論の論文「虚妄の中国経済大国論」、これを渡辺さんが読売のインタビューで語っているところを見ると、「この論文は、意外にも中国で好評でした。等身大で描いてくれてありがたいと。中国共産党の情報紙で翻訳紹介されたのです。」というので、これは一つ救いがあるなと私は思ったんですけれどもね。
一つ、私は救いだなと思ったのは、日本国内でもかなり評価された渡辺利夫教授の中央公論の論文「虚妄の中国経済大国論」、これを渡辺さんが読売のインタビューで語っているところを見ると、「この論文は、意外にも中国で好評でした。等身大で描いてくれてありがたいと。中国共産党の情報紙で翻訳紹介されたのです。」というので、これは一つ救いがあるなと私は思ったんですけれどもね。
いただいた参考資料の本の中で、参考書として東工大の渡辺利夫教授の本を挙げておられますけれども、この渡辺教授が、中央公論の九六年十一月号に「虚妄の中国経済大国論」というのを書きまして、これはなかなか反響を呼びました。
したがいまして、これも東工大の渡辺利夫教授が、最近、東アジア経済は自立の要素を極めて強く持ち出したということを言われておりますけれども、私どもの新聞がそういった動きを報じるのとほぼ同時期でございます。この渡辺先生の御主張にいろんな異議を挟む声もちらほらとは聞こえますが、基本的な動きとしては、先生のおっしゃっていることは間違いないだろうと、私どもも実際の生の経済を見ていて感じております。
渡辺昭夫教授、渡辺利夫教授の両参考人に質問させていただきたいと思います。きょうは、貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。